※この記事は、Claude Codeで1人開発しているSNS運用SaaS「ThreadPost」の開発日記だ。
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画面の向こうでAIが笑っている気がした
深夜2時。モニターには「fix: impersonate」という文字が並んだコミットログが6行並んでいる。同じ機能を直したはずなのに、直っていない。Claude Codeは涼しい顔で「修正が完了しました。動作を確認してください」と繰り返す。僕はそのたびにブラウザをリロードし、また新しいバグを見つけては舌打ちをする。AIとの共同開発は、魔法のような加速と、泥沼のような足踏みが交互にやってくる。今週は、その泥沼の深さを思い知らされた1週間だった。
今週の全体像:加速と空転の15コミット
今週は、機能の拡張と「AIの嘘」との戦いに終始した。開発のペース自体は落ちていないが、1つの機能を完成させるための手戻りが過去最高を記録した。
- 総コミット数: 15件
- 新機能: 4件(SEO自動化、ブログカテゴリ制御、人気記事UI、プロンプト品質管理)
- バグ修正: 11件(代理操作機能の不具合、AIの口調事故、インデント事故など)
「SEO対策をして」という雑な指示から始まった驚きの実装もあれば、管理者用のデバッグ機能で半日溶かす絶望もあった。AIは僕の右腕だ。でも時々、指示を無視して勝手に走り出す困った相棒でもある。その相棒とどう距離を置くか。それが今週の裏テーマだ。
しんたろー:
10件中8件バグ修正。新機能2割。地味だけど、これサボると来週死ぬやつだ。
AIが僕の知識を追い越した瞬間:IndexNowという伏兵
月曜日。僕はブログ機能のSEOを強化しようと考えた。「SEO、なんとかして」。Claude Codeに投げた指示はそれだけだ。普通ならGoogle Search Consoleに登録してサイトマップを送信する機能を実装して終わりだ。だが、Claude Codeが提案してきたのは僕の知らない技術だった。
「feat: seo: IndexNow APIで Bing/Yandex/Naver等にも公開通知」
IndexNowは、サイト側から「更新したぞ」とプッシュ通知を送る仕組みだ。実装は一瞬だった。「public/38e212b10658dc738f938c787103a985.txt」というキー検証用のファイルを生成し、記事公開イベントにフックしてAPIを叩くコードを書くだけ。これだけで、Bing、Yandex、Naver、DuckDuckGo、Mojeekに公開と同時に通知が飛ぶ。
一般的にSEO対策を外注すれば、調査と実装だけで数十万円のコンサル費用と数週間の工数がかかる。それがAIへの雑な指示一つで、業界標準以上の装備として実装された。正直、少し悔しい。開発者としてのプライドより、AIの検索能力が勝った瞬間だ。だが、この全自動の全能感が、次の泥沼への入り口だった。
しんたろー:
僕はSEOの専門家じゃない。でもAIは2024年までの全SEOトレンドを知っている。指示の解像度が低くても、AIが勝手に正解を持ってきてくれる。1人開発において、この知識のレバレッジはチートに近い。
泥沼の6回修正:AIは権限管理が苦手だ
火曜日。事件は管理者用の「代理操作」機能の実装で起きた。ユーザーの画面をそのまま再現してデバッグするための機能だ。これが今週一番の地獄になった。
1回目の実装。「fix: impersonate: adminの代理閲覧時にpersona詳細APIが403を返すバグ修正」。動いたと思った。だが、管理者としてログインしているのにForbiddenと表示される。API側で所有者以外はアクセス禁止というRLSがガチガチに効いていた。2回目の実装。「fix: impersonate: admin代理閲覧でRLSを回避してpersona読み取り」。Claude Codeは「createServiceRoleClient() を使ってRLSをバイパスするようにしました」と報告してきた。データは見れるようになった。だが、今度は画面のバナーが2枚重なって表示されるようになった。
3回目、4回目、5回目。「サイドメニュー経由だと効かない」「詳細画面に飛ぶとパラメータが消える」「戻るボタンを押すと自分に戻る」。fixの文字がコミットログを埋め尽くしていく。Claude Codeは毎回「修正しました」「完璧です」と言う。でも、動かない。結局、僕はClaude Codeに「すべての遷移経路を書き出せ。どのタイミングでパラメータが落ちているか全ファイルを確認しろ」と指示した。6回目でようやく泥沼を脱出した。バナーの二重表示は、Next.jsのLayoutとGuardが二重に適用されていたという単純なミスだ。AIの完了報告を信じて、中身を確認せずにマージし続けた僕の負けだ。
しんたろー:
まじかよ…6回連続同じ機能の修正。お前、さっき直したって言っただろ。修正完了と言われてからが、本当のデバッグの始まりだ。
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落とし穴
1コミットに3つも4つも機能を詰め込むのは、AI開発における死だ。水曜日、僕はブログ機能の整理を頼んだ。10ファイル変更、643行追加。Claude Codeは「芋づる式に関連箇所をすべて修正しました」と誇らしげに言った。だが、これが最悪だった。修正箇所が多すぎて、どこで何が壊れたのかが全く追えなくなった。特にview trackingのバグ修正が曲者だった。AIは直したと言い張ったが、実際にはカウントが二重に増える別のバグを仕込んでいた。コードが複雑に絡み合っている場所で、複数の目的を持った修正を一度に行うと、AIは高い確率で「あっちを立てればこっちが立たず」の状態になる。結局、AIが書いたコードの半分を自分で書き直した。整理を頼んだはずが、部屋を一度全部ぶちまけられて、必要なパーツがどこにあるか分からなくなったような感覚だ。次からは1つずつ。面倒でも、1つの目的ごとにコミットを分ける。たぶん。
今日の数字
- コミット数: 15件
- バグ修正: 11件
- 代理操作機能の修正回数: 6回
- 1コミットあたりの最大変更行数: 833行
- デバッグに費やした時間の割合: 約40%
FAQ
Q1: 権限管理のバグが多発する原因は何ですか?
フロントエンドのルーティング、バックエンドのAPI、データベースのRLS、セッション管理のすべてが同期していないからです。AIは1つの関数を直すのは得意ですが、システム全体の整合性を脳内でシミュレートし続けるのが苦手です。次からは、権限周りの修正はAIに任せず、自分で設計図を書いてから指示を出す。たぶん。
Q2: AIの「嘘」を見抜くためのコツは?
「数字」と「論理の飛躍」に注目することです。AIは文脈を繋ぐために、存在しないデータや繋がっていない処理を「繋がっている」と主張します。特に「直しました」という報告の後は、必ずコードの差分を確認し、論理的に問題が解決するかを人間が判断する工程を飛ばしてはいけません。
Q3: IndexNowを導入するメリットは?
検索エンジン側に「新しいコンテンツがあるから見に来てくれ」と直接通知できるため、インデックスの速度が数時間〜数日単位で早まります。Google以外の検索エンジンは、このプッシュ型通知を重視しており、SEOの初動で有利になります。実装自体は非常にシンプルなので、SaaS開発者ならAIに丸投げしてでも入れておくべき機能です。
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ThreadPostは今日も進化した。AIという嘘つきで天才な相棒と、泥沼を歩きながら機能を作り続けている。最新の進捗は以下からチェックしてほしい。

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